優雅な時間

linden_mint2005-12-16

 昔からの友人のお誘いで白金台にある東京都庭園美術館の「華麗なるマイセン磁器」を見てきました。ゆったりした建物の部屋(旧朝香宮邸)にマイセンは優雅でよく似合い、その色合い 緻密な彫刻のような磁器に魅せられます。それもそのはずマイセン窯創設に貢献した方は、錬金術師だそう。淡い色、筆あとがみられるすばらしい色は絵付け師の活躍が。。。ロココからアールヌーヴォーまでの歴史の変化が磁器にあらわれていました。錬金術といえばイブンシーナの精油の蒸留法で?アロマテラピーの原形ですよね。そういえば きっとハーブをいれたであろう器が目立ちました。香りが漂うように隙間をうまく造形していました。本当に優雅でゆったりした気持ちになりました。このコレクションの伊藤直子さんは、どんな方なんだろうと。。世界史や予備知識なしに行った私にとってマイセンの磁器は、さらにあこがれのものになってしまいました。 庭園は、よく手入れがされ、紅葉したモミジが水面に浮かんで和の世界の良さも味わってきました。